大学で研究した半導体の知識を活かせるうえ、幅広い知見の習得に魅力を感じて入社しました。現在は主にパワー半導体を対象に集束イオンビーム装置(FIB)や走査型電子顕微鏡(SEM)などの装置を使い、半導体内部の構造解析結果をレポートにまとめています。日々の業務から得られるスキルの一つに、特許を読み解く力が挙げられます。自身の課題に対する取り組みは、製品特徴を理解するための日常的な情報収集です。特に産業界が注目している分野に関して、関連する特許調査を自主的に行い、造詣を深めるよう日々奮闘しています。
知的好奇心が旺盛なため、固定化されず多くの製品に触れられることに最大の魅力を感じ、入社を決意しました。また、企業の知的財産権を守る業務内容にも惹かれました。高度に進化するテクノロジー開発に対する模倣の有無はお客様にとって非常に重要であり、解析業務は責任の伴う仕事です。エンジニアとして面白みを感じる瞬間は、前世代の製品から技術の進化を発見できたときです。製品によっては、自身の解析結果から次の世代の使用予測が立てられることもあり、解析で導いた推論の次世代製品への反映を見るのも楽しみの一つです。
大学時代は有機半導体に関する研究を行いました。入社のきっかけは、IC回路から半導体の構造など、幅広い解析業務を行っているエルテックに興味を抱いたからです。より多くのものに触れられることで、知見が広げられると感じました。現在の業務内容は、主に基板回路解析を担当しています。身近な製品に組み込まれている基板を製品から取り出し、回路を抽出します。その結果から得られた情報をまとめ、お客様のご要望に応じた報告書の作成を行います。解析からレポート作成までを一人で行うため緊張も伴いますが、充実感を味わえる仕事です。